医学部予備校の正しい選び方【必ずチェックすべき7つのポイントを解説】

疑問に思う女子学生

「医師になりたい!」「医学部へ行きたい!」という夢を叶えるためには、まず入試合格という厳しく狭き門をくぐり抜ける必要があります。
そのためには「どこの医学部予備校へ通うのか?」という選択肢が重要となってくるでしょう。

しかし、たくさんある予備校の中から選ぶ際に、「なんとなく」とか「合格できるって言われたから」なんて感じで選んでしまい、「あの時あっちの予備校にしていれば…」なんてことの無いようにしたいものです。
しっかりとした実力と実績のある医学部予備校を選ぶためのポイントを詳しくみていきましょう。

医学部予備校の選び方①:授業スタイルの違いを知っておく

講師と女子学生

医学部予備校の授業スタイルは、大きく分けて「集団授業」「個別指導」の2つがあります。
それぞれメリットやデメリットが存在するので、確認しておきましょう。

集団授業のポイント

大手予備校のように100人規模の大教室で行うイメージがありますが、医学部予備校の大部分では少人数制をとっています。
10人以下の人数で行う授業なので、講義を聞き、ひたすら板書する大学のような一方通行の授業では無く、講師が生徒達とコミュニケーションを取りながら授業を進めます。たまに解答解説を求められたり、場合によってはその場で質問したりと講師と生徒のやりとりも可能です。

レベルの近い生徒でクラス編成されている場合も多いので、ライバル意識も芽生えて「あいつには負けられない!」と学習意欲が高まる!というメリットもあります。
反面、予習復習などの自学自習がきちんとできない生徒やマイペースな生徒は置いていかれてしまい、ただ座っているだけの授業となってしまう可能性があります。

個別指導のポイント

個別指導は、生徒一人ひとりに学習レベルや学習ペースを合わせた指導を受けることができます。
苦手な部分や志望校対策などより細かく具体的な指導が受けられるので、効率よく学ぶことができます。
集中力が続かなくて集団授業はちょっと…なんて方も、講師と面と向かっての授業ですから、よそ見したり余計なことを考える間もありません。学習ペースを上げて、1年でカリキュラムを2周3周する場合もあります。

反面、ライバルとなる周りの状況が見えづらくなるので、苦手な分野の克服に時間を掛けすぎて学習の進捗が遅れがちになったり、自分自身との戦いになるので学習意欲の低下に繋がる場合があります。

授業スタイルに迷ったら体験授業を受けてみる

  • 周りのライバルと競い切磋琢磨しながら勉強したいなら「集団授業」スタイル
  • マイペースでも確実に力をつけたいなら「個別指導」スタイル

「集団授業」「個別指導」ともにメリット・デメリットがありますが、自分に合いそうだと感じる授業スタイルを選ぶといいでしょう。
この両方を組み合わせて、良いとこどりで効率的に指導している医学部予備校もありますよ。

ですが、「そうは言ってもどちらが自分に合うのか分からない…」と悩む方もいるでしょう。そんな方は一度体験してみるのが一番!
体験授業を実施している医学部予備校も多数ありますので、ぜひ一度体験授業を受講してみましょう。

医学部予備校の選び方②:校舎設備は整っているか

自習室

1年間通うことになる医学部予備校ですから、講師に指導を受ける授業以外の時間も勉強に集中できる学習環境は非常に大事になってきます。

中でも自習室の設備は要チェックです。なぜなら、1年間で一番長い時間利用することになる空間だからです。

  • 空いている席は十分にあるか?または、専用自習席を用意してくれているか?
  • 朝から夜まで利用可能か?日曜祝日は利用できるか?

上記2点は確実にチェックしましょう。

指定席を一人ひとりにもらえる予備校であれば、朝登校して自分の席に座れば良いですが、専用自習室でない場合や空きの席が少ない場合などは、その日の自習席を求めてオープン前から列に並ぶ席取りをしなければなりません。

また、「休憩が出来るスペースがあるか?・質問対応してもらえるスタッフや講師が常駐しているか?・コピー機は使えるのか?・参考書や赤本は閲覧できるのか?」などなど、設備面でも学校見学しながらチェックしておきましょう。

医学部予備校の選び方③:校舎への通学環境や周辺環境はどうか

駅の改札口

交通環境や周辺状況は意外に見落としがちなので、事前に確認は忘れずに!

  • 交通状況
  • 通学環境
  • 周辺のお店はどうか?

気をつけるべき点はこの3つ!
電車での通学時は朝のラッシュで無駄な体力を奪われたり、インフルエンザ等の感染症のリスクも高まります。
授業や自習で夜遅くなることも多いので、特に女性の生徒は人通りの多い道で通学できるかも見ておきましょう。

また、周辺にコンビニやレストランなど食事やちょっとした買い物が出来る場所が近くにあると便利です。
あまり繁華街でも遊べる場所や寄り道できる場所が増えて誘惑に負けてしまうかも…ビジネス街や文教地区にあるかどうかも大きなポイントです。

医学部予備校の選び方④:費用は明確になっているか

費用

医学部専門予備校は大手予備校に比べて費用が高い傾向にあります。なぜかというと、大学受験の中でも医学部受験はとても敷居が高く、きめ細かい指導やサポートといった受験対策が必要になるからです。

それゆえに、医学部予備校を選ぶ際に費用や学費を気にする方は多いでしょう。ですが、単純に費用が安い高いで判断するのは要注意!医学部予備校の中には公式ホームページに学費を明記していなかったり、入塾後に別途費用が必要になるケースも多々あります。

ですから、必ず入塾前にどれぐらい必要になるのかを確認するようにしましょう。費用面に関しては『医学部予備校の費用相場は?学費で失敗しないおすすめ3校を紹介!』でも詳しく解説しています。

医学部予備校の選び方⑤:サポート体制は整っているか

サポート

医学部予備校を選ぶにあたって、サポート体制が整っているかどうかも重要な指標ポイントです。

  • 受験日まで親身になって面倒を見てくれる講師が在籍しているか
  • メンタルをケアしてくれるスタッフが在籍しているか
  • 授業時間外も質問できる環境が整っているか

最低でもこの3つを満たしていなければ、医学部受験を乗り越えるのは難しいかもしれません。医学部受験はハードで大変な道のりですから、先が不安になったりスランプに陥ってメンタルがやられてしまう受験生は非常に多くいます。

そんな時に何のフォローもしてもらえなければ、医学部合格は遠のいてしまうでしょう。質の高い授業や学習環境だけにとらわれずに、生徒に寄り添ったサポート対応をしてくれる医学部予備校であるかという点も確認してくださいね。

医学部予備校の選び方⑥:学習管理を行ってくれるのか

ノートに書く

医学部予備校に入塾後は授業以外の自学自習に多くの時間を費やし、その中身や効率によって医学部合格を大きく左右します。

やみくもに自学自習をしていても成績が伸びるわけではありませんから、やはり適切な学習管理や指導を行ってくれる医学部予備校を選ぶ必要があります。

「授業時間以外にどのように復習し自習をするか・苦手科目や足りない部分は何なのか」など、生徒に応じた学習効率化や分析を図る医学部予備校であるかをチェックしておきましょう。

医学部予備校の選び方⑦:合格実績が明記されているか

実績公開

医学部予備校を選ぶ時に合格実績は確認する要素の一つでしょう。ですが、合格実績の「数字」だけに惑わされないように注意しなければいけません。

一見 合格者が多く見える医学部予備校でも、重複カウントして合格人数を多く見せている場合もあります。また、全国展開している医学部予備校では全ての校舎の合格人数をトータルカウントすることによって合格人数を多く見せている医学部予備校も存在するのが現状です。

「偽りのない合格実績を掲載している医学部予備校なのか」を見極めて判断することが重要になります。

関連記事 医学部予備校の合格率や合格実績は本当!?騙されない正しい見方を解説

医学部予備校の選び方:まとめ

まとめの付箋

上記以外にもそれぞれの予備校ごとに指導システムに面白い特長があるところもありますが、ここでは比較しやすいポイントをまとめてみました。

この記事の選び方を参考にして気になる医学部予備校をいくつかピックアップした上で、資料請求や体験授業を検討してみるといいでしょう。

神奈川・横浜の医学部予備校おすすめ7選!合格実績で選ぶならココ!』では、おすすめの医学部予備校を紹介しているので、併せてご覧ください。

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