医学部再受験は相当な勉強量と念入りな学習計画が必要で、医学部予備校に通わないと合格できない、と言われるほど難易度も高くなりました。
この記事では、医学部再受験において知っておくべきポイントや、再受験におすすめの医学部予備校をまとめて紹介しています。医学部の再受験で失敗せずに合格を目指したい方は参考にしてください。
医学部再受験はリスクがあるのは本当?
医学部再受験は「リスクがある・不利だ・差別がある」と言われていますが、本当のところどうなのでしょうか?結論としては「マイナス要素はあるけど、合格できる可能性はある」と言えます。
医学部再受験の現状について触れながら解説します。
医学部再受験は覚悟を持って臨まないと心が折れる
まず、医学部受験は一般の大学よりも合格率が低く敷居が高いので、生半可な勉強量では到底合格することはできません。勉強から離れていた再受験生は最低でも1年は勉強に集中する期間は必要になるでしょう。
確固たる覚悟とメンタルを持ってなければ、途中で挫折してしまうリスクが非常に高いです。
年齢で不利になったり差別がある大学もある
医学部再受験の合格率は、30歳以降から下がる傾向が高いです。
20歳と30歳の再受験で学科試験の点数が同じだとしたら、点数化されない小論文や面接で調整されて20歳の方を優先して合格させる場合があります。なぜかというと、今後の伸びしろが期待でき、研修医を経て実際に医者として活躍できる期間が長い若い人材を育成するほうが大学側にプラスになるからです。
じゃあ年齢で合否が決まってしまうじゃないか、と思うかもしれませんがそうとは限りません。
30代や40代でも圧倒的なキャリアを持っていたり、どんな模試でも全ての科目で高得点を取れば合格できたという実例があります。合否を決める入試担当者も、この人はすごい!と思いますし、これだけの能力がある人ならうちの大学に入っても様々な場面で活躍してくれるに違いない!と感じますから、面接結果が良くなくても合格できる可能性は十分にあると言えるでしょう。
医学部再受験生が合格を掴むために必要なこと
医学部再受験生が合格を掴むために求められるのは、高い学力だけではありません。ここでは、医学部再受験生が「身に付けておくべきこと・知っておくべきこと」を解説します。
医学部再受験は面接対策を万全にしておく
国公立・私立ともに必ず実施される二次試験の面接。医学部再受験生が合格を掴むためには、学力を高めることと同じぐらい面接対策も重要になってきます。
再受験の場合、年齢のこと・医学部を志望する動機・なぜこの大学を選んだのか、など受験生が返答に困るような質問を投げかけられる可能性が高いです。面接官は返答する内容や反応を評価しますから、わずかなミスも許されません。
面接は直前に練習して何とかなることではないので、早期から対策をして本番で力を発揮できるようにするのが望ましいです。
医学部再受験は学習管理の徹底が大切
医学部再受験生が合格を掴むためには、学習管理(自己管理)を徹底しておかなければいけません。
一般大学受験よりはるかに難易度が高いのが医学部受験です。自分の学力の分析から効率的な時間の使い方の熟考、さらには苦手科目をどのように克服するのかなど綿密な学習計画を立てる必要があります。
再受験生はブランクもありますから、学習管理を適当にしてしまうと合格は遠のいてしまうでしょう。
医学部再受験に寛容な大学を知る
医学部受験において、再受験生の受け入れに積極的ではない大学が存在し、中には3浪以上はほぼ取らないという大学もあります。安易に志望校を決めてしまうと、せっかくの努力も水の泡になってしまうので注意しましょう。
医学部再受験で失敗しないためには「再受験生の受け入れに寛容な大学を把握しておく」ことが重要なポイントになります。
医学部再受験に寛容な大学と厳しい大学を掲載しておくので、参考にしてください。
医学部再受験に寛容な大学
国公立大学 | 私立大学 |
東京大学 | 東北医科薬科大学 |
山梨大学 | 日本医科大学 |
富山大学 | 東京医科大学 |
滋賀医科大学 | 杏林大学 |
三重大学 | 聖マリアンナ医科大学 |
奈良県立医科大学 | 国際医療福祉大学 |
大阪大学 | 帝京大学 |
岡山大学 | 金沢医科大学 |
香川大学 | 近畿大学 |
九州大学 | 久留米大学 |
医学部再受験に厳しい大学
国公立大学 | 私立大学 |
北海道大学 | 埼玉医科大学 |
札幌医科大学 | 昭和大学 |
秋田大学 | 北里大学 |
福島県立医科大学 | 日本大学 |
群馬大学 | 順天堂大学 |
東京医科歯科大学 | 自治医科大学 |
筑波大学 | 慶応義塾大学 |
千葉大学 | 東京女子医科大学 |
京都大学 | 東京慈恵会医科大学 |
愛媛大学 | 産業医科大学 |
医学部再受験に予備校選びは必須な理由を解説
医学部再受験は、もはや独学だけで合格することは非常に厳しいほどの難易度となっています。そのため、医学部予備校で学習することは必須で、予備校選びが合格を左右すると言っても過言ではありません。
医学部予備校には、独学や大手予備校では得ることができない医学部ノウハウや学習環境が揃っていることが特徴です。
- 医学部受験の指導実績が豊富な講師から学べる
- 医学部受験に特化したカリキュラムで学習が進められる
- 医学部受験の最新情報を把握している
- 学習管理を行ってくれる
- 親身にフォロー・サポートしてくれる
医学部予備校のほとんどが少人数授業、または個別指導の授業スタイルを取り入れています。講師が生徒1人ひとりに目が届きやすいことから、丁寧で適切な指導をしてもらえます。
また、予備校側で講師やスタッフが学習管理を行ってくれるため、効率良く勉強を進めることができます。さらに、医学部受験の最新情報や医学部再受験に寛容な大学も把握していることも大きなメリット。
現役生よりハンデがあると思われがちな医学部再受験生でも、医学部予備校で学習することで合格の可能性を飛躍的に上げることができるのです。
医学部再受験は予備校のオンライン活用も有効
医学部再受験生で近所に医学部予備校がない場合、校舎に通わず自宅で授業が受けられるオンラインを活用するのも1つの手段です。医学部予備校の中には、医学部受験に特化したカリキュラムをオンラインで授業してくれるところが多数あります。
オンライン授業は「端末とネット環境があれば自分の都合に合わせてどこでも授業が受けられること・通学の必要がないこと・通学よりも費用を安く抑えられる」といったメリットがあります。
一方で、予備校によってはリアルタイムに質問ができないこと、周りに他の生徒がいないので緊張感が薄れてモチベーションが低下してしまうことがある、というデメリットもあります。
自分のペースで頑張れる方であれば、医学部予備校のオンライン活用で合格を目指すことは期待できるでしょう。
再受験生におすすめの医学部予備校3選
数ある医学部予備校の中でも再受験生におすすめの医学部予備校を紹介します。
それでは、再受験生におすすめの各医学部予備校3選を見ていきましょう。
メディカルアーク
特徴 | ・医学部予備校の中でもトップクラスの合格実績 ・医学部特化カリキュラムで効率的かつ最短で学力向上 ・最新データを活用した二次試験対策 |
授業形式 | 少人数集団授業・個別指導・オンライン授業 |
所在地 | 神奈川県横浜市 |
公式HP | メディカルアーク |
再受験生におすすめの医学部予備校の1つ目は「メディカルアーク」です。
メディカルアークは2022年度合格率86%(総合14名中12名/高卒90%現役75%)と、医学部予備校の中でもトップクラスの合格実績がある予備校です。
高い指導力と人間性を持ったプロ講師が、生徒1人ひとりの理解状況を把握したうえで医学部特化のオリジナルカリキュラムを作成。カリキュラムは医学部入試に必要な学習内容だけを凝縮し、生徒の理解度を確認しながら都度修正されるため、効率的かつ最短で学力向上を目指すことができます。
また、メディカルアークでは卒業生から実際の二次試験体験談をヒアリングして細かくデータ化し、それを元に面接練習や小論文添削を実施します。最新の情報を活用した二次試験対策は再受験生の大きな強みとなり、合格の可能性を最高レベルに引き上げてくれるでしょう。
メディカルアークについてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
東京メディカル学院
特徴 | ・再受験で理数ゼロから医学部合格の実績あり ・自習室には個人指定席を用意 ・夜間特訓指導で学力定着率アップ |
授業形式 | 少人数集団授業・個別指導 |
所在地 | 東京都中野区 |
公式HP | 東京メディカル学院 |
再受験生におすすめの医学部予備校の2つ目は「東京メディカル学院」です。
完全定員制を採用し、生徒1人ひとりの学力を見極めて各生徒に合った受験指導を行う医学部予備校で、再受験で理数ゼロから医学部合格に導いた実績もあります。
自習室は年間使用可能な自分専用の指定席が確保され、無料で講師やチューターに質問できるシステムも設けるなどサポート体制も整っています。
東京メディカル学院についてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
レクサス教育センター
特徴 | ・E判定・偏差値50以下で医学部合格の実績あり ・テスト制度と夜間個別指導で得点力アップ ・対面式と変わらないオンライン授業も! |
授業形式 | 少人数授業・個別指導・オンライン授業 |
所在地 | 東京都渋谷区 |
公式HP | レクサス教育センター |
再受験生におすすめの医学部予備校の3つ目は「レクサス教育センター」です。
E判定・偏差値50以下の生徒を合格に導いた実績を持ち、充実した毎日テストや月一テスト制度で弱点を見つけ、生徒個別にフォローして克服させることにより得点力アップに繋げます。
強制参加の夜間個別指導ではプロ講師が常時待機しており、単なる質問対応にとどまらない親身さが生徒からも人気です。
校舎の近くにはレクサス生専用のマンションがあり、なんと早朝から深夜まで自由に使える自習室を完備!さらにプロ講師も常駐しているんです。校舎内外にいつでも質問できる講師がいることはレクサス教育センターの魅力です。
レクサス教育センターについてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
まとめ:医学部再受験は自分に合った予備校を選ぼう!
医学部再受験のリスクの有無や、知っておいてほしいポイントについて解説してきました。
医学部再受験は現役生に比べてハンデがあるように感じますが、医学部予備校の力を借りて受験対策を行えば合格をは叶わないことではありません。
ただ、医学部予備校はカリキュラムやサポート内容など、それぞれ違いがあるので慎重に選びたいところです。この記事の再受験生におすすめの医学部予備校を参考にしつつ、自分に合った医学部予備校を選びましょう。